最終日組合せ
最終成績
サンケイスポーツ紙面より
日没サスペンデッドの再開から始まり、首位と2打差の3位タイから出た小西貴紀(27)=ジャパンビレッジGC=が64で回り、通算9アンダーで初優勝を果たした。ベストアマチュア賞は通算7オーバーの32位で並んだ4選手によるプレーオフを制した赤瀬嵩幸(19)=大阪学院大1年=が獲得した。
初日は雨と濃霧によるサスペンデッドで第1ラウンド(R)の4ホールを消化できなかった小西。午前7時から再開し計22ホールを回った長い一日の最後、表情はカップを手に達成感で満ちあふれた。
「打つときは打つことに必要なこと以外は考えていないので苦ではなかった。しっかりとスコアを伸ばしきって勝てた」
第1Rは3アンダーで終え、決勝ラウンドは8メートルのロングパットを沈めた3番(パー4)まで3連続バーディー発進。今月は日本オープンなどツアー続きだったが、手応えをつかんできたパットと、高い集中力を保ち、コンディションの難しい激戦のなかでも、頭の中ではさらに先を見すえていた。息つく暇もなく31日からはマイナビABC選手権(兵庫・ABCGC)に出場。「これに勝てればうまくいける」と、自分で自分を追い込んでいただけに結果は願ったりかなったりだ。
「きょうの優勝をきっかけに上位を目指して、シードを目指していきたい」。これ以上ない弾みをつけ、さらなる活躍を目指す。
左からベストアマの赤瀬 嵩幸選手、近畿オープン優勝の小西貴紀選手、シニア選手権優勝の谷頭さつき選手
ご協力頂きました、ボランティアさんと記念撮影