シニアゴルフ選手権優勝の増元 公男選手
★近畿オープンゴルフ選手権 組合せ
◆シニアゴルフ選手権 組合せ
★近畿オープンゴルフ選手権最終成績
サンケイスポーツ紙面より
27回目の今年は新型コロナウイルスの影響で1日開催として実施。昨年のQTランキング550位の〝ダークホース〟B・K・ソバハニ(30)=フリー=が5アンダー65で初優勝を果たした。ベストアマチュア賞は2アンダー68で12位の藤井想大(17)=有馬ロイヤルGC=が獲得した。
コロナ禍の影響で〝一発勝負〟となった大会で、伏兵のソバハニが会心のプレーを披露。5アンダーまで伸ばして2位に1打差というギリギリの勝負を制し、優勝賞金100万円を手にした。「すごくうれしい。この後の2、3週間はQTに出るので、賞金はホテル代とかほとんどゴルフに使います。ちょっとだけ自分へのご褒美にも使おうかな」
昨年のQTランキング550位だった30歳が充実感をにじませた。4アンダーで迎えた後半7番(パー3)。「優勝するにはあと1打必要だ」と自らを奮い立たせ、ピン左4メートルからスライスラインを読み切って勝利につなげた。
出身地は香川県高松市。イラン系米国人の父とイラン出身で18歳から日本に住む母に背中を押され、11歳で本格的にゴルフを始めた。「レギュラーツアー出場は苦戦したが、コロナ禍の中で5キロ減量して75キロになり、親の会社(輸入業)を手伝う前の朝にもジムに行ってました」地道な努力は実を結びつつある。
「QTでいい成績を出してレギュラーツアーに出て、親の会社をおおきくしたいです」とソバハニ。この1勝を飛躍のきっかけにしてみせる。
◆シニアゴルフ選手権最終成績
サンケイスポーツ紙面より
女子プロとアマチュアのシニアが真剣勝負する「サンケイスポーツ シニアゴルフ選手権」は2オーバーの74で回った増元公男さん(67)が初優勝した。12番(パー5)で2オンに成功し、バーディー。「プロと互角にやろうと必死でした。こういう機会はめったにないので、いい経験をさせてもらいました」と声を弾ませた。社会人野球で鍛えた足腰を武器に、40歳でゴルフをスタート。〝我流〟で鍛えたプレーで女子プロに競り勝った。
表彰式はコロナウイルス対策のため簡素に行われました
左からベストアマチュアの藤井 想大選手、近畿オープン優勝のB・K・ソバハニ選手