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サンケイスポーツ12/1紙面より
決勝ラウンドが行われ、上井邦浩(29)=三好CC=が4バーディ、ノーボギーの68、通算10アンダーで初日からの首位を守り、今季初優勝を飾った。原田凌(17)=大阪学院高3年=がこの日69で回り、通算1アンダー、プレーオフの末にベストアマを獲得した。
緊迫した試合に勝負強さが光った。同じ最終組の小泉洋人と首位争いを制し、今季初優勝を飾った。「ショットはばらついていたが、肝心なところで決められた。」ライバルと首位で並んだ17番(パー3)そこで「今日のベストショット」と胸を張る一打が出た。8アイアンで打ったショットはピン右手前2メートルにピタリ。これを沈め優勝をほぼ手中に収めた。
「今日4アンダーで回れば勝てるかな」という試合前のシナリオを立てた上井。1番(パー4)で2メートルのバーディパットを沈めると、計算通りのフィニッシュだ。2日間通してノーボギーで今年最後となる大会を締めくくった。
「今年1年は悔しかったですね。」目標にしているツアー初Vは今年も達成できなかった。ただ、念願へ手応えはある。重い球を打とうと意識してきたスイングが形になり、大会前週の「カシオワールドオープン」を4位で大会を終えた。
「どんな大会でも優勝は嬉しい。来年こそはツアーで優勝したい。」今大会で優勝した経験を糧に、来季への飛躍を誓った。
優勝した上井選手と雁金大会会長
ボランティアさんとの記念撮影